*Fight ジステンバーとの闘い ── 2001.7.22
午前中、ヴィーヴル自ら蜂蜜水を飲むが、カルカンは全く食べなくなってしまった。昨日、ササミと野菜の 雑炊?みたいなレトルトを買ってきたので、せめてそのスープだけでも・・と思い、注射器で 与えたが全く喉を通そうとしない。よって、定期的にミルクと蜂蜜水を注射器で口に含ませる。今日も 相変わらずチョコレート色の下痢と鉄臭い便をする。一時期おさまっていたケイレン・・・。 しかし、今日は主に顔にケイレンが出てきている。これは、おそらくジステンバーの 影響なのであろうか・・・。
正午病院で先生に便のことを話すと、「パルボに かかっていることはほぼ間違いない」と言われた。今は、インターフェロンのお陰で多少抗体が 作られているから、何とか悪化せずにギリギリのところで頑張っているらしい。体重測定をすると 最初に通院したときは2.55kgあった体重は2.25kgまで減っていた。体を触れても、かなりゴツゴツしている。 何とか食べさせようと、更に気を引き締めた。ここ数日の間で「入院」という話も出たが、 先生のアドバイスは「家のほうが安心する・浮き沈みはあるものの、少しでも自分で食べられる」ならば 入院は最終手段にした方が良いとのこと。(つまり本当に何も食べなくなった時=最終手段) なぜなら、入院して点滴を打っても「自分で食べる」事の方が とても重要かつ栄養が取れるからだ。
しかし、この決断については夫ともめた。というのも、先日ある ホームページで、パルボを見事克服した方の詳細が載っていた。その方のペットの克服法は、 早期発見と入院してインターフェロンと24時間点滴を打つことと書いてあったので、夫は ヴィーヴルも入院して、24時間点滴を打った方がいいのでは?という意見。当初、一緒にそのページを 見た時は、私も“そうするのが最善の方法なのかな”と思っていたが、実際毎日ヴィーヴルを見てきたら、 先生のアドバスに従うことを選んだ。自分でご飯を食べた後のヴィーヴルの顔色は非常に良いからだ。 だから、それが出来る間はヴィーヴルが「食べる」ための知恵を絞って試行錯誤していきたいと思った。 この決断が、吉と出るか凶と出るか分からないが、「絶対に助かる!」と信じて、そして自分の 選択が正しかったと信じて、その道を進んでいこうと思う。今日は、昨日処方されたミルクよりも だいぶ栄養分が高いものを処方された。昨日のミルクの味が飲めるなら,一段階上のもので やっていくとのこと。ただ、味は落ちるらしい。
帰宅後、自らミルクを飲もうとしないので、注射器で 与えた。(いつものように蜂蜜水も定期的に)。相変わらず、カルカンも食べない。 夜も相変わらず自分で食べることをしない。蜂蜜水はもちろん与える。ただ、本来肉質で取るべき 栄養素のたんぱく質が少ないので、今日はミルクに療法食のドックフードをふやかし与えてみた。 しかし、食べないので仕方なくそれをすり潰し、注射器に入れ半ば強引に与える。ミルクも すり潰す前の段階のものを注射器に入れ飲ませる。ヴィーヴルはかなり嫌がって、きちんと 飲み込もうとしなかったが、強行突破というところ。人間もそうだが、本来食事とは 楽しく食べるもの。こんな食事の与え方が続くと、食事が嫌いになってしまうのでは・・? という不安もあるが、状況が状況だけに仕方ない。こうでもしないと食べないのだから・・・。
もっと良い方法があるのかもしれないが、「1+1=2」というような明確かつ正確な 回答はない。犬が100頭いれば、きっと100通りの答えがあると思うから。そう思いながらも、 正確な回答があれば、どんなに気持ちが楽になるだろうか・・・。そんなことを考え、 また1日が過ぎていく。
『自宅投与(薬)』…寄生虫駆除用錠剤/栄養剤/ミルク
『病院にて』…インターフェロン/皮下点滴注射 ( ※今日からインターフェロンは一日おきの投与となる。)